昭和のテイスト
それは閉塞感を打ち破ること・・・
 

  私が青春を迎えた昭和後半の時代は、敗戦から復興した日本が大きく成長する時代でした。
池田内閣の所得倍増政策(10年で所得を倍にするということを政府が約束した)、高度成長経済、モーレツ社員、骨は拾ってやる等、活気に満ちていました。
昨日より今日、今日より明日と、経済が拡大していく中で我々は育ちました。
平社員時代に主任の考えができなければだめだ、いや、主任時代には係長の考えができなければだめだ等、
常に上昇志向で教育されました。そして、現実にも出世の階段は用意されていました・・・。

現在は成長のない時代になり、教育も大きく変わってきたようです。
明日を夢見ない若者が増え、夢もしぼみがちです。
これでは生きていく魅力がない。
閉塞感から思わぬ事件を起こす者まで出現しています。
このままでは社会不安が募るばかりです。ここから何とか抜け出なければならない・・・

この閉塞感を打ち破る手がかりとして、あえて活気に満ちていた『昭和』で味付けしています。
 
  社内掲示写真

資格を記した写真を社内に掲示することにより、誰にでもその職責がわかるようにし、自らの社会的責任を自覚するようにしています。
 
  朝のミーティング

現場のデジカメ写真をモニターに映しながら、全員で技術を擦り合わせながら対応方法や工法を議論します。
 
  お札のレイ

新春コンペ(清掃が終わったことを表す清掃済表示のデザインコンテスト)において、優勝した者に金一封が贈られました。賞金はお札のレイで渡されました。のりでしっかりつけてあるので無理にはがすと破れます。お風呂につけて、剥がすように先輩から代々言いつかせれています。
 
  年末研修会

当社の反省会は主にはとバスの夜のコースに参加しています。ニューハーフショー、ヘリコプター遊覧、ホテルのビュッフェ料理(食べ放題) 
 
  当社の給与明細 (労働人生1万日)

当社の給与明細は少し変わっています。
通常の支給明細のほかに、社会人なってから支給日までの労働日数、60歳定年までの残りの労働日数、第一線を退く(40歳)までの労働日数、生まれてから支給日まで何日、平均寿命まであと何日が記載されています。
労働人生(勤務日数)は長いようでも約1万日です(高卒の場合)。この人生を大切にし漫然と過ごさないように、仕切りを立てています。同じ10年間といっても20代の10年間と、50代の10年間とではその意味合いが違うのではないでしょうか。労働人生1万日がすべて一本調子で働けると勘違いしないよう警告しています。

支給項目
(入社3年目、妻、子供2人、隊長の場合)


基本給・・・基準になる給与
休出手当・・・土曜日に出勤した場合の割増賃金
扶養手当・・・子供を扶養する場合(勤続2年目より)
技能手当・・・資格保有者に対して支払われます
車両管理手当・・・自分が乗っている車を責任もって管理するために支払われます。通常、車体を擦ることはないという前提で、もしぶつけた場合はこの手当の中から修理費が控除されます。なにもなければそのまま本人の手当になります。
備品管理手当・・・職人にとって道具は命です。なくすことはあり得ないという前提で、もしなくした場合はこの手当の中から道具代が控除されます。なにもなければそのまま本人の手当になります。
交通費・・・1カ月の通勤定期代

控除項目

健康保険・・・当社の健康保険は建設ユニオンの組合国保なので、収入増に応じて増額することはなく年齢で一定。また、一時的に窓口で支払いますが、後に返金されますので実質医療費負担はゼロ
厚生年金・・・65歳以降、働いてなくとも国から年金が支給されます。ただし、25年間(300か月)以上かけていないと受給資格はありません
雇用保険・・・失業保険です
所得税・・・国税(日本国)です。なお、都民税(東京都)、区民税(23区)の支払は、各自直接行います
組合費・・・建設ユニオンの会費です。半額会社負担
 

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