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壁紙張替には色々な技術が隠れています

壁紙張替は古い壁紙をはがし新しい壁紙を貼り付けます
そもそも壁紙は表面がビニール、裏地が紙の2層構造になっています。はがすときはビニール層のみをはがします。はがすときに下地が痛みやすいので、張替には厚みのある壁紙をお勧めしています。荒れた下地はパテで補修します

採寸、割り付け
日本製の壁紙は巾90センチ余のロール状態できます。この巾の壁紙が何本必要かを採寸します。貼る順番も右から貼ったほうが良いか、左から貼るか、中央部に梁や障害物等があれば真中から貼るか等割り付け方を検討します。ジョイントが出隅や入り隅のそばに来ない、スイッチなどの目がよく行く場所に来ない、天井では光の来る窓の方向に向かってジョイントをとる等が基本です
糊付機による糊付け
  自動糊付機で裏に糊を付けるとともに、端を裁断します。機械で切るので端の裁断はまっすぐきれいに切れ、突き付け施工が可能になります。糊付機は専門家しか使わない機械なので、40万円ほどします。職人は一度買ったら一生大事に使います。
 引き出した壁紙の養生
   引き出した壁紙はすぐ使いません。俗に『うませる』と言いますが、糊の水分が壁紙全体にいきわたるまでしばらく置いておきます。ジョイント部分が乾かないように濡れぞうきんで養生し、さらにビニールの袋で包んでおきます
 壁紙の貼り付け 突き付け施工
  糊付機のスリッターで端をきれいにまっすぐに裁断してあるので、突き付けて貼り付けます。この突き付け施工はカッターで下地を傷つけないので、壁紙張替の基本的貼り方です
 下地との間の空気を抜く
表面をなでつけるための撫ブラシを使い、下地との間の空気を抜きます。このとき、撫ブラシに力を入れずに上下に使うのがコツです。力を入れるとビニールの壁紙が伸びてしまい、さらにジョイントに向かって左右に使うと乾く途中で縮み、ジョイント部分の開きにつながるからです
 壁紙のカット 
  少し大きく壁紙をとりますので、余った壁紙は端でカットします。地ベラという定規を使いカッターで切ります。このとき『チリ』といって、入り隅より数ミリ残して切るのがコツです。長い間にビニールの壁紙が縮んできてもカバーできます。また、その『チリ』の部分が光を反射し、一本筋が通ったようにきれいに見えます
 壁紙のカット 合わせ切り
   突き付け施工ができない部分は、重ね合わせて2枚同時に切ります
 ジョイントテープ
  合わせ切りをすると下地にもカッターで傷が入ってしまうので、ガードテープを入れて補強します。テープをいれずに置くと、壁紙が縮んで下地と共にジョイント部分が開いてしまいます
 枠周りにコークを入れる
  ドア枠や窓枠は通常塗装されており、壁部分にもペンキが付いています。そのまま壁紙を貼ったのでははがれやすくなるため、枠周りにはコークを入れて食い付きを良くします
天井の壁紙 
壁と違って天井部分は落ちてくるのでやりにくい場所です
糊を良く拭く
  はみ出た糊はスポンジや雑巾などでよく拭きます。糊が残っていると長い間に茶色く変色してしまいます

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