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限られた予算の中で如何に魅力的に見せるか

同じ価格帯や間取り等、多数の競争相手がいる中、その部屋に住もうと決断していただく為には、他の物件とは違う魅力がなければなりません。終戦後ではあるまいし、単に家賃が安ければ入居するという時代ではありません。そこに夢が見られなければ、ご契約の決断をいただけません。魅力ある部屋づくりとはなにかをいつも考えています。大事なのは人間には五感があるということです。部屋をきれいにすることもちろんですが、部屋に入った瞬間の印象が大事です。特に臭いは気になります。その部屋で新しい生活を始めようと決意してもらうためには、その他にも大事な点が色々ありそうです。

 たばこくさい部屋
部屋がたばこくさいと入居者が激減します
たばこのにおいは喫煙者でも気になります。まして吸わない人には大変不快です。オーナー様でたばこを吸う方は案外無頓着なようです。厚生労働省の調査によりますと、成人全体の喫煙率は平成18年には23.8%にまで減少してきています。入居に際し、女性に主導権がある場合はなおさらです。掃除で何とかならないとよくご相談を受けますが、たばこの煙の粒子は大変細かく、壁紙の内部にまで浸透します。染み込んだものはえぐらないと取れません。全面的に張替た方が賢明かと思います
 ペットくさい部屋
最近家族の一員としてペットを飼われる方も増えています。ペット可をうたっているマンションもあります。ペットの種類やしつけ、性格によりますが、糞尿の臭いが部屋に染み付いてしまうことがあります。一緒に暮らしていた方は慣れていてあまり気にならないようですが、他の人には大変不快な臭いになります。人によってはペットの臭いや毛などによるアレルギーを気にされる方もいます。主に床材の張替が必要となってきます。中途半端な対応をしたばかりに、雨の日や梅雨などに臭いがぶり返してきて、入居者よりクレームが出た事例もありました
生活臭の残る部屋 
入居者が外国の方だった場合など、生活習慣の違いや料理に使う香辛料など、日本人にとってなじめない臭いが染み付くことがあります。臭いの元が特定できるときは、そこを重点的に消臭しますが、たいてい部屋全体に染み込んでしまっています。面積の広い部分から対応するのが効果的で、まず壁紙の張替が必要です。床材がフローリングの場合は洗いワックス、ジュータンは張り替えます。もっとも、外国の方からは、日本人の部屋はしょうゆ臭いから何とかして、というクレームがあったこともありました。 
アクセントクロスの採用
アクセントクロスとは、部屋の片側の壁紙の色を変えることです。部屋の4面とも同じ白い壁紙の場合と比べ、部屋に奥行きが出るとともに高級感もあります。テレビの裏など壁紙が黒ずみやすいところなどに、濃い色の壁紙を貼っておくと黒ずみも目立ちません
 ピクチャーレールの取付
  壁にくぎを打ってはいけない、賃貸のお部屋では常識です。でも、絵や写真などを壁に飾りたくなるのは人情です。あらかじめピクチャーレールを付けておけば、壁を傷める心配もなく、むしろ、「この壁にどの絵をかけようか」と、前向きに考えていただけると思います。
 防犯性の高い鍵の採用
以前スタンダードであったディスクシリンダー錠は防犯性が低く、針状のもので簡単に解錠(ピッキング)できました。現在、この錠は生産中止になっております。新たにU9(ユーナイン)という形式のものが出ています。ただ、防犯性をさらに重視する女性は、鍵に刻みがなくポツポツとへこみがあるディンプル錠を希望されます。この鍵はメーカーにオーナー登録が必要です。登録者のみがコピーを造ることができ、市中でのキーコピーが不可能です。通常、入居者は鍵をコピーをしますので鍵が流通している可能性が高く、退去ごとに鍵交換をされませんとなにかあった時オーナー責任が問われることになります
モニター付きドアホン
不用意にドアを開けてしまうと、思わぬ事態に巻き込まれてしまう昨今です。開ける前に訪問者を確認することができれば防げます。相手を確認の上、応対するかどうか選択することのできます。モニター付きのドアホンは防犯上推薦されています。
(マンションの集合玄関がオートロック仕様の場合は付けられません)
 セキュリティ不足
1階の部屋や容易に侵入できる可能性のある部屋には、窓に面格子をつけ侵入しにくくすることも必要です。セコムを契約されてもよいかと思います。
 畳のある部屋
現在では畳のある部屋は敬遠されがちです。入居対象者の年齢からいうと致しかたないのかもしれません。畳の部屋を床上げし、フローリングにしたりフローリング調のビニールタイルなどを貼ることが流行っています。
設備が古い 
お風呂場など素肌で触れる設備が古いとそれだけで嫌なものです。このような設備関係は通常20年が限界です。「まだ使えるのでは・・・」は禁物です。夢がなければ入居者が現れません。特に、女性の方はキッチンがポイントになります。キッチンに最新の機器が付いていると、お料理するのに夢がわきます。
 洗濯機置き場がない
洗濯機置き場が全く無ければ近くのコインランドリーに出向かなければなりません。洗濯している間、1時間以上もそこにいなければならず不便です。また、ベランダにあっても野ざらし状態に近くほこりだらけの洗濯機で洗うことには抵抗を感じます。高温多湿の浴室内では漏電の危険性もあり不適切です。スペースさえ確保できれば、室内に設置することも可能です。キッチンセットやユニットバス交換時に、洗濯機置き場の新設をお考えになられてはいかがでしょうか。
 管球の交換
入居早々にいきなり電球が切れ申し出たところ、入居中の管球の交換は入居者自身でやるように言われ、オーナーに不信感を持ったという話を聞きました。ある意味入居者とオーナーは一心同体の面があるので、このような感情を生じさせることは得策ではありません。些細なことですぐ行き違ってしまったり、はてには家賃回収に支障を来したりします。できれば、退去ごとに管球を交換し、このような事態の無いようにしたいものです

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